相談者
相談時の状況
相談者はおよそ9年前から広汎性発達障害の症状に悩まされており、当時は2人のお子様を育てながら働いていました。しかし、就労先では業務上のミスが多く、職場内でいじめを受けるなど精神的に追い詰められていました。さらに、同居していた母親からの支援も受けられず、生活と育児をすべて自力で支えなければならない状況でした。
経済的な不安と子育てに対するプレッシャーが大きくなる中、生活費や子育てに必要な費用の支援を求めて、障害年金の申請を決意されました。
相談から請求までのサポート
初回相談時、認定日時点の診断書が手に入らなかったことから、事後重症請求で障害基礎年金2級が認められました。しかし、その後の再ヒアリングにより、認定日当時に通院していた可能性があることが分かりました。
当時の記憶が曖昧な中、私たちは本人およびご家族に複数回にわたってヒアリングを行い、断片的な記憶から通院歴を丁寧に掘り起こしました。その結果、複数の医療機関での受診歴が明らかになり、それぞれの医療機関から「受診状況等証明書」を取得することに成功しました。
特に工夫したのは、相談者の体調に配慮して、無理のない範囲でヒアリングを行い、必要に応じてご自宅への訪問を重ねた点です。こうして記憶と医療記録の整合性を図り、認定日請求に向けた正確な病歴・就労状況等申立書を完成させました。
結果
認定日請求が正式に認められ、障害基礎年金2級として5年分の遡及支給が決定。すでに支給されていた事後重症請求を取り下げる形で、約650万円という高額な年金が支給されました。
相談者からは「何度もヒアリングと調査代行をしてくれたこと、時間はかかったけれど本当に良かった」と感謝の言葉をいただきました。
まとめ
このように、認定日診断書の取得が困難なケースでも、専門家による丁寧なヒアリングと粘り強い調査によって、遡及請求が成功する可能性があります。ご自身だけでは難しいと感じたら、ぜひ専門家へご相談ください。
名東障害年金サポート事務所は、こうしたお悩みに寄り添い、わかりやすく、具体的なサポートを行う障害年金専門の社会保険労務士事務所です。ダウン症などの先天性疾患や、精神疾患をはじめ、さまざまな障害年金申請のサポートを専門的に行っています。
自力での申請が難しい方や、過去に申請を諦めた経験のある方も、一度専門家にご相談ください。 あなたの状況に合わせて最適なサポートを提供いたします。
「障害年金の無料勉強会や相談会をさがしている」特別支援学校や医療・福祉施設の皆様へ
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代表の社会保険労務士 山口高弘は、自動車メーカー勤務をはじめ、製造業・土木・保険営業など幅広い業界での経験を経て、猛勉強の末、平成14年に社会保険労務士試験に合格。同年12月に開業しました。
開業以来、自動車アフターマーケット業界、某有名菓子メーカー、不動産業、車検・整備工場・クリーニング・美容室チェーン店など多様な業種を支援し、累計1,000回を超える企業研修・講演実績を持つ実務家です。
その経験を活かし、障害年金の勉強会や相談会も「わかりやすい」と大変好評をいただいています。
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