障害年金コラム
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更新で止めないための準備
次の更新が不安なときこそ、早めの見直しが安心につながります 障害年金を受けている方にとって、更新は毎回とても緊張する手続きです。「前回は通ったけれど今回はどうだろう」「働き方が少し変わったから止まるかも」――そんな不安を抱えるのは自然なことです。厚労省の令和6年度調査では、更新時の支給継続は96.8%、支給停止は**1.0%**でした。ただ、数字が低くても、当事者にとっては切実です。だからこそ、更…
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就労支援利用と年金の見方
就労移行・A型・B型を使っていると、障害年金はどう見られる? 就労移行支援や就労継続支援A型・B型を利用している方の中には、「通えているなら障害年金は難しいのでは」と不安になる方が少なくありません。でも実際には、通所や作業の事実だけで一律に決まるわけではありません。厚労省でも、就労系障害福祉サービスとして就労移行支援、A型、B型などを位置づけていますが、障害年金ではどの支援のもとで、どこまで負荷を…
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障害者雇用と年金の関係を整理
働いているから無理、とは限らない。見られるのは働き方の中身です 障害者雇用で働いている方から、よくいただくのが**「就職できているなら障害年金は難しいですよね?」という相談です。たしかに、就労している事実は審査で見られます。ただし、障害年金は働いているかどうかだけ**で決まる制度ではありません。大切なのは、どのような配慮のもとで、どこまで制限を受けながら働いているのかです。障害者雇用という枠組み自…
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高次脳機能障害と年金
見た目ではわかりにくい困りごとこそ、丁寧な整理が必要です 高次脳機能障害は、外見では気づかれにくいため、本人のつらさや生活のしづらさが周囲に伝わりにくい障害です。でも、日本年金機構の障害認定基準では、高次脳機能障害は脳損傷に起因する認知障害全般を指し、失語、失行、失認、記憶障害、注意障害などにより、日常生活や社会生活に制約があるものが認定対象になると示されています。見えにくいからこそ、整理の質がと…
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手帳がなくても請求できるのか
障害者手帳がないから対象外、と思い込まなくて大丈夫です 障害年金の相談でとても多いのが、**「手帳がないから自分は請求できませんよね?」**という声です。でも、この点ははっきりお伝えしたいところです。障害者手帳と障害年金は、別の制度です。手帳を持っていなくても障害年金の対象になることはありますし、逆に手帳を持っていても自動的に年金が決まるわけではありません。ここを正しく理解するだけで、請求の見通し…
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傷病手当金と失業給付の違い
休職中・退職後に迷いやすい3つの制度を、やさしく整理します 体調を崩して働けなくなったとき、よく混同されるのが障害年金、傷病手当金、失業給付(基本手当)です。名前は似ていなくても、実際には「いま自分はどれを考えるべき?」と迷いやすい制度です。結論からいうと、この3つは目的も条件も別です。休職中なのか、退職したのか、今すぐ働ける状態なのかで優先順位が変わります。制度を混ぜて考えないことが、生活を守る…
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社会的治癒と初診日の考え方
通院が長く空いたあと再発したとき、初診日はどう考える? 昔いったん治療が終わり、その後かなり年月がたってから再び同じような症状で受診した場合、初診日をどこで考えるのかに悩む方は少なくありません。この場面で実務上よく話題になるのが「社会的治癒」という考え方です。言葉だけ聞くと難しそうですが、要するに、以前の病気が社会生活上いったん区切られていたといえるかが大きなポイントになります。初診日問題で迷いや…
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初診日証明がない時の進め方
昔のカルテがなくても、すぐにあきらめなくて大丈夫です 障害年金の請求で最初にぶつかりやすい壁が、初診日の証明です。「病院が閉院していた」「カルテが残っていない」「かなり前の受診で記憶があいまい」――こうした事情は珍しくありません。実は日本年金機構も、受診状況等証明書が取れないケースを想定し、代替資料や申立書の案内を出しています。大切なのは、証明できないから終わりではなく、どう補っていくかを順番に整…
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不支給・支給停止になったらどうする?
審査請求・再審査請求・更新対策をやさしく整理 障害年金でいちばんつらい通知のひとつが、「不支給」や「支給停止」です。 一生懸命書類をそろえたのに不支給。更新で突然止まった。そのショックはとても大きいですよね。 でも、ここで大事なのは、通知が来たあとに何ができるかを落ち着いて知ることです。障害年金には、決定に不服がある場合の手続きが用意されていますし、支給停止も理由によって対応が分かれます。 日本…
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障害年金はどこまでオンライン化できる?
「障害年金もスマホで全部できるの?」デジタル化が進む今、これはとても自然な疑問です。 結論からいうと、2026年3月時点では、年金手続き全体のオンライン化は進んでいるものの、障害年金請求が“全部ネット完結”とはまだ言いにくいのが実情です。だからこそ、どこまでオンラインでできて、どこからは紙・窓口・診断書対応が必要かを先に知っておくと、かなり動きやすくなります。 日本年金機構 マイナポータル+ねんき…





