働きながら発達障害の障害厚生年金3級が決定

発達障害のある方の中には、働いていても職場での配慮が必要で、欠勤や休職を繰り返しながら何とか勤務を続けている方も少なくありません。そのような場合でも、就労の実態や日常生活での支障を適切に整理して申請することで、障害年金の受給につながる可能性があります。

 

今回ご紹介するのは、名古屋市名東区からご相談いただいた30代女性の事例です。子育てをしながら一般企業で働いていましたが、発達障害の影響により安定した就労が難しく、欠勤、休職、復職を繰り返していました。会社の証明書が得られない中でも、職場での配慮実態や日常生活の困難さを丁寧に整理し、最終的に障害厚生年金3級の支給決定となりました。さらに、年額約60万円、5年分の遡及で約300万円も認められた事例です。

 

相談者の概要

性別:女性

年齢層:30代

職業:主婦、子育てをしながら一般企業に勤務

傷病名:発達障害

決定した年金の種類と等級:障害厚生年金3級

年間受給額:約60万円

遡及支給額:約300万円

相談地区:名古屋市名東区

 

相談時の状況

 

ご相談者様は、子育てをしながら一般企業で勤務されていました。10年以上同じ職場で働いていましたが、入社直後から仕事をうまく進めることができず、職場への適応に強い困難を抱えていました。産業医の勧めで心療内科を受診したところ、発達障害と診断されました。

その後も不調は続き、1か月のうち半数ほどしか出勤できない時期もあり、欠勤、休職、復職を繰り返していました。働きたい気持ちはあっても、安定した就労を続けることが難しく、家庭生活や育児にも大きな影響が出ていました。

当初は障害年金制度をご存じなく、令和6年にインターネットで調べる中で名東障害年金サポートを知り、名古屋市名東区からご相談いただきました。そこで、働きながらでも障害年金を受けられる可能性があることをお伝えし、請求に向けた準備を進めることになりました。

 

請求までに苦労した点

 

本件でまず大きな課題となったのは、初診日の証明でした。ご本人の記憶が曖昧だったため、複数のクリニックから受診証明を取り寄せ、受診歴を慎重に確認しながら資料を整える必要がありました。何とか正式な証明につなげることができましたが、請求の土台を固めるまでに相応の時間と手間がかかりました。

さらに、職場での配慮実態を証明する書類の取得も難航しました。会社から配慮証明書をもらうよう助言しましたが、会社側から証明を得ることができませんでした。そのため、職場で実際にどのような配慮があったのか、どのような困難を抱えて働いていたのかを、ご本人の申告をもとに丁寧に整理する必要がありました。

申請後には、日本年金機構から日常生活能力に関する照会やカルテ開示への対応も求められ、審査は想定以上に長期化しました。資料の整合性を崩さずに追加対応を行う必要があり、慎重な進行が求められる案件でした。

 

申請にあたって行ったサポート

 

会社による証明が得られなかったため、まずご本人から詳しく状況を伺い、自己申告による職場での配慮申立書を作成しました。業務上の困りごとや、勤務を継続するうえで必要だった配慮、欠勤や休職を繰り返していた実態を丁寧に文章化し、審査側に伝わる資料へと整えました。

また、診断書、職場での配慮実態、日常生活での困難さに食い違いが出ないよう、就労状況等申立書を一貫性と整合性を意識して作成しました。仕事上の支障だけでなく、家庭生活や育児面での負担についても丁寧に反映し、発達障害による影響が生活全体に及んでいることが伝わるようにまとめました。

申請後に入った照会やカルテ開示への対応についても、社労士が窓口となり、必要な対応を一つひとつ丁寧に進めました。当初は支給決定が難しいと感じられる案件でしたが、あきらめずに必要な資料を整え、ご相談者様の立場に立って請求を進めたことが重要だったといえます。

 

支給決定の結果

 

審査結果が出るまでには、予想を超えて約6か月を要しましたが、最終的に障害厚生年金3級の支給決定となりました。受給額は年額約60万円で、さらに5年分の遡及支給として約300万円も認められました。

本件は、初診日の証明が難しく、職場での配慮証明も得られず、申請後には追加照会やカルテ開示まで求められた事例でした。そのため、決して簡単な案件ではありませんでしたが、働いているという表面的な事情だけで判断するのではなく、実際の就労状況や日常生活の支障を丁寧に示したことで、障害の状態が適切に評価されたと考えられます。

ご相談者様にとっては、経済的な安心を得られたことに加え、働きながらでも実態に即した申請を行えば受給の可能性があることを実感できる結果となりました。

 

名古屋市名東区で障害年金の相談先を探している方へ

 

名古屋市名東区で障害年金の申請を検討している方の中には、働いているから難しいのではないか、会社の証明が取れない、初診日があいまいで手続きできるか不安といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

今回の事例のように、一見すると支給決定が難しそうに見えるケースでも、初診日の確認、診断書の内容整理、就労状況や日常生活の困難さの伝え方を丁寧に積み上げることで、受給決定につながる可能性があります。特に、発達障害で働きながら障害年金を請求する場合には、職場での配慮の有無や勤務実態の整理が非常に重要です。

名古屋市名東区で障害年金の相談先に迷っている方は、制度をよく理解したうえで、難しい事情も丁寧に整理しながら進めてくれる社労士へ相談することが大切です。今回のように、会社の証明が得られない場合でも、実態に即した資料を整えることで、結果につながることがあります。

       

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山口 高弘
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