「人口透析で障害年金を申請したいと考えているんだけど、障害年金は申請できるのか?」「正社員として通常通り働いているから支給されないんじゃないか?」
このような悩みを抱え、障害年金を検討あるいは、あきらめていらっしゃる方らの相談をたくさん受けます。
人工透析で日常生活に支障をきたしている方は障害年金を受給できる可能性があります。このコラムでは、人工透析になって日常生活で困っている方が障害年金を受給するにあたり、どのような要件があるのか、専門家である社会保険労務士が解説します。
人工透析とは
人工透析は、腎臓の機能が低下し、体内の老廃物や余分な水分を排出することができなくなった患者に対して行われる治療法です。主に慢性腎臓病や糖尿病による腎不全患者に適用されます。透析には、血液透析と腹膜透析の2種類があります。血液透析では、体外に血液を取り出し、機械を通して老廃物を除去した後、清潔な血液を体内に戻します。一方、腹膜透析では、腹膜を透析膜として利用し、体内に注入された透析液を通して老廃物を除去します。
人工透析による治療方法について
人工透析の治療方法には、血液透析と腹膜透析の2つがあります。
- a.血液透析:
患者は週に3回程度、1回あたり4時間程度の治療を受けます。
血液を体外に取り出し、透析機を通して老廃物や余分な水分を除去した後、血液を体内に戻します。
専門の透析クリニックや病院で行われることが一般的です。
- b.腹膜透析:
自宅で行えるため、患者のライフスタイルに合わせて実施できます。
体内に導入した透析液が、腹膜を通して老廃物を吸収し、その後体外に排出します。
通常、1日4回程度の交換が必要です。
どちらの方法も患者の腎機能を代替する役割を果たし、血液中の老廃物や余分な水分を効果的に排出します。
人工透析が原因で日常生活にどんな影響を及ぼす?
- a.時間的な制約:
血液透析では、週に3回、1回あたり約4時間の治療が必要であり、生活スケジュールに大きな制約を与えます。
腹膜透析でも、1日に数回の透析液交換が必要であり、これも日常生活に影響を与えます。
- b.体力的な負担:
透析治療後には疲労感や倦怠感を感じることが多く、体力的な負担が大きいです。
体調管理が難しくなり、頻繁な体調不良に悩まされることがあります。
- c.食事制限:
カリウムやリンの摂取制限、水分の摂取制限など、厳しい食事制限が必要です。
これにより、食事の自由度が大きく制約されます。
- d.社会生活への影響:
仕事や学業に影響を及ぼすことがあり、社会生活の維持が困難になる場合があります。
透析治療のために旅行や外出が制限されることもあります。
人工透析で障害年金をもらうには?
人工透析を受けている場合、障害年金を受給するためには以下の手順が必要です。
- a.診断書の取得:
担当医から詳細な診断書を取得します。診断書には、透析の開始日、治療内容、障害の程度、日常生活への影響が記載される必要があります。
- b.障害認定基準の確認:
日本年金機構の定める障害認定基準を確認します。人工透析を受けている場合、多くは障害等級1級または2級に該当する可能性があります。
- c.必要書類の準備:
診断書、病歴・就労状況等申立書、住民票、年金手帳などの必要書類を準備します。
- d.申請手続き:
年金事務所や社会保険労務士に相談し、申請手続きを行います。必要書類を提出し、障害年金の審査を受けます。
- e.審査と受給:
提出された書類に基づき、審査が行われます。受給資格が認定されれば、障害年金の受給が開始されます。
- f.継続的な管理:
定期的な診断書の提出が求められる場合があります。治療内容や状態の変化を適切に管理し、定期的な更新手続きを行うことが重要です。
まとめ
人工透析は、腎臓の機能が低下した患者にとって重要な治療法です。しかし、透析治療は日常生活に多大な影響を与えます。障害年金を受給することで、生活の質を維持
しながら治療を継続することが可能です。正確な診断書の取得と適切な申請手続きを行い、必要なサポートを受けることが重要です。障害年金の受給により、経済的な負担を軽減し、治療に専念できる環境を整えることができます。
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