てんかんで障害年金はどこを見る?

てんかんで障害年金はもらえる? 発作の回数だけでは決まらない認定ポイントを解説

 

てんかんで障害年金を考える方の多くが、
「発作が毎日ではないと難しい?」
「働いていると不利?」
「薬を飲んでいても発作が残る場合は?」
と悩まれます。

てんかんの障害年金では、発作の回数だけでなく、発作の重さ・危険性・発作のない間の症状・社会生活への影響まで見られます。
この記事では、その考え方をわかりやすく整理します。 日本年金機構

てんかんは精神の障害の枠組みで扱われます

障害年金の認定基準では、てんかんは精神の障害の分類のひとつとして位置づけられています。
そのため、診断書も精神の障害用が使われることが多く、診断書にはてんかん発作のタイプと頻度の記載が重要になります。 日本年金機構 日本年金機構

見られるのは「回数」だけではありません

 

認定基準では、てんかんについて次のような点が重視されるとされています。

 ・発作の重症度
  意識障害の有無、転倒・外傷の危険、生命や社会生活への危険性

 ・発作頻度
  十分な治療をしていてもどのくらい起きるか

 ・発作間欠期の状態
  発作がない間の認知面・精神神経症状

 ・社会的活動能力の低下
  生活・通勤・就労・対人関係にどれほど影響しているか

つまり、月に何回かだけで判断されるわけではなく、その発作がどれほど危険で、生活をどれほど不安定にしているかが重要です。 日本年金機構

就労・通勤・運転の制限は大事な情報です

 

てんかんでは、発作そのものだけでなく、そのために避けざるを得ないことも重要です。

たとえば、

 ・車の運転ができず通勤方法が限られる

 ・高所作業、機械作業、単独勤務ができない

 ・発作への不安から外出範囲が狭い

 ・職場で常に見守りや配置配慮が必要

 ・突発的な休みや早退がある

こうした事情は、生活と就労の制限としてしっかり伝える価値があります。
「普段は元気そうに見える」方こそ、見えない制限を言葉にすることがとても大切です。 日本年金機構

診断書では「発作の実態」を具体的に

 

精神の障害用診断書の留意点として、日本年金機構はてんかんの場合、発作のタイプと頻度が記載されているかを確認ポイントとして示しています。 日本年金機構

そのため、受診時には次のような情報を整理して医師に伝えると役立ちます。

 ・発作の種類

 ・月あたり・年あたりの回数

 ・意識消失の有無

 ・転倒、けが、救急搬送の有無

 ・薬を飲んでいても起きるか

 ・発作後の回復にどれくらいかかるか

 ・発作のない間の集中力低下や不安

「たまに発作があります」だけでは足りず、生活制限まで含めた“実態”が見えることが大切です。 日本年金機構

      

見られるポイント

 

 見られるポイント   具体例
 発作の重さ  意識消失、転倒、外傷、救急搬送
 発作頻度  月何回、年何回、治療中でも起きるか
 発作間欠期  ぼんやり感、集中力低下、認知面の支障 
 就労制限  単独作業不可、危険作業不可、欠勤あり
 生活制限  外出不安、通勤制限、見守りが必要

 

まとめ

 

てんかんの障害年金は、発作の回数だけでなく、生活の不安定さや危険性まで含めて評価される制度です。
だからこそ、「そこまで重くないかも」と自己判断してしまう前に、まずは実態を整理してみることが大切です。

特に、
発作記録・通院歴・仕事上の制限
この3つをそろえて見直すと、請求の方向性が見えやすくなります。

 

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