「長年働いているから、障害年金は受給できない」とあきらめていませんか？
実は、職場で手厚い配慮を受けて働いている場合でも、認定基準に沿って正しく申請すれば受給できる可能性があります。

今回は、発達障害32歳の男性がご自身で申請し不支給、その後不服申立ても棄却されてしまったケースです。当事務所にご相談いただき、正確な事実を整理した結果、障害厚生年金2級として支給決定に至った実例をご紹介します。

   

ご相談者の背景と最初の申請結果

 

ご相談者は発達障害32歳の独身男性で、障害者雇用枠で8年以上勤務されています。
今から5年前、ご自身で障害年金を申請しましたが、結果は不支給でした。

さらに納得できず、不服申立て（審査請求）も自分で行いましたが、審査棄却となり、気力も失いかけていたときに当事務所にご相談くださいました。

  

不支給となった理由

 

不支給の理由は「8年以上勤務している」という事実が大きく影響していました。
書類上では、あたかも通常勤務を問題なく行っているかのように判断されてしまい、職場での特別な配慮やサポートがまったく伝わっていなかったのです。

さらに、診断書の内容も実際の状態より軽く記載されており、認定基準に照らすと不十分でした。

  

当事務所が行った分析と課題の整理

 

当事務所では、まず過去に提出された申請書類一式と審査棄却通知を詳細に確認しました。
その結果、以下の課題が明らかになりました。

 

これらの問題を一つずつ解消することが、再申請で受給を目指すポイントだと判断しました。

  

再申請に向けた具体的なサポート内容

 

① 本人インタビューとご家族インタビュー

ご本人から丁寧にヒアリングを行い、日常生活能力7項目を細かく整理しました。
さらに、発達障害だからこそ、ご家族にも取材を行い、客観的な視点からも日常生活の困難さを記録しました。

この本人視点＋家族視点の両面からの情報を統合し、認定基準を満たす内容にまとめました。

 

② 主治医への依頼書と診断書作成サポート

ヒアリング結果を整理した日常生活能力メモを添付し、主治医に依頼。
これにより、実態に即した診断書を作成していただくことができました。

 

③ 職場配慮意見書の取得

職場から、実際に行われている配慮やサポート体制について記載した職場配慮意見書を取得しました。

　
これにより、以下の重要な事実を証明できました。

 

④ 書類一式の整備

最終的に、以下の書類を整備して申請しました。

 

  

申請結果と受給額

 

申請から約2ヶ月半後、無事に障害厚生年金2級の支給決定を受けることができました。

 

合計すると、ご本人の生活を大きく支える成果となりました。

  

まとめ：一人で抱え込まず、専門家にご相談ください

 

障害年金の申請は、実態が正しく書類に反映されるかどうかが結果を大きく左右します。
今回のケースでは、以下の点が成功の鍵となりました。

 

「長年働いているから無理かもしれない」とあきらめる前に、ぜひ一度ご相談ください。
当事務所は、これまで多くの再申請や不服申立てを成功に導いてきた実績があります。

 

お問い合わせください

 

名東障害年金サポート事務所は、こうしたお悩みに寄り添い、わかりやすく、具体的なサポートを行う障害年金専門の社会保険労務士事務所です。先天性疾患や、精神疾患をはじめ、さまざまな障害年金申請のサポートを専門的に行っています。

 

 

自力での申請が難しい方や、過去に申請を諦めた経験のある方も、一度専門家にご相談ください。 あなたの状況に合わせて最適なサポートを提供いたします。

 

障害年金の申請についてご不明な点などがございましたら、どんな些細なことでも構いませんので、遠慮なくご連絡をいただければと思います。

 

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