障害年金と厚生年金は両方?

「両方もらえる」と聞いたけれど本当?

「障害年金と厚生年金は両方もらえるらしい」という話を聞いて調べている方も多いのではないでしょうか。実はこの「両方」が何を指すかによって答えが変わります。今回は誤解しやすいポイントを整理します。言葉の指す範囲が違うだけで、結論が大きく変わってしまう典型的な例といえます。

「厚生年金」という言葉の意味を確認

「厚生年金」という言葉は、老齢厚生年金を指す場合と、障害厚生年金そのものを指す場合の両方で使われます。障害基礎年金と障害厚生年金は、同じ障害について1階・2階部分としてセットで受け取れるものであり、これは「両方もらえる」の典型例です。まずどちらの意味で調べているのかを整理することが理解の第一歩です。

障害年金と老齢厚生年金の併給について

障害年金と老齢厚生年金は原則として一人一年金の考え方があり、同時に全額を受け取ることは基本的にできません。ただし65歳以降は、老齢基礎年金と障害厚生年金の組み合わせなど、一部で選択的な併給が認められる例外もあります。どの組み合わせが有利かは、それぞれの見込み額を比較したうえで判断する必要があります。

障害厚生年金と傷病手当金の関係

在職中に障害厚生年金を受け取る場合、同一の傷病による傷病手当金とは調整が行われることがあります。両方を同時にフルで受け取れるわけではない点に注意が必要です。調整の計算は複雑なため、実際にいくら受け取れるかは個別に試算することをおすすめします。

ご自身のケースを確認する方法

「両方もらえるか」は、何と何の組み合わせかによって答えが大きく変わります。年金事務所やねんきんネットで現在の加入記録を確認したうえで、専門家に具体的な組み合わせを相談するのが確実です。特に65歳前後で受給が重なる方は、選択のタイミングも重要になります。

まとめ

「両方もらえる」という情報だけを鵜呑みにせず、ご自身の状況に当てはめて確認することが大切です。判断に迷う場合は、加入記録を持って相談されることをおすすめします。当事務所では複数の年金の組み合わせについても試算を行っています。

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