
29歳・発達障害とうつ病の方の事例
目次
今回ご紹介するのは、29歳の方の障害年金支給決定事例です。
ご本人様は、発達障害とうつ病の症状により、就労中から大変な苦労を抱えておられました。
出退勤そのものが大きな負担となり、体調悪化から休職。傷病手当金を受給しながら療養を続けていましたが、最終的には退職となりました。
その後も就労が難しく、生活保護を受給される状況となっていました。
一方で、
「何とか将来的には生活保護から自立したい」
「しかし、急に無理をして働き、生活保護が止まってしまうことへの不安が強い」
というお気持ちを抱え、当事務所へご相談いただきました。
区役所福祉課と連携しながら申請を支援
生活保護を受けている方の障害年金申請では、区役所福祉課との適切な連携が非常に重要になります。
今回も、福祉課担当者様と連携しながら、
社会保険労務士報酬・事務手数料について「収入認定除外経費」として取り扱っていただくこと
診断書作成費用
受診状況等証明書(初診日証明)取得費用
などについて、公費負担の調整を行っていただきました。
生活保護受給中の方は経済的負担が極めて大きいため、関係法令に基づき、ご本人様の負担が最小限となるよう支援を進めていきます。
初診日の特定が極めて困難だった案件
今回の案件は、
・初診日の特定
・過去の通院歴の確認
・病歴資料の収集
が非常に難しいケースでした。
さらに、障害年金審査で極めて重要となる「病歴・就労状況等申立書」の作成についても、多数の医療資料とご本人様からの丁寧な聞き取りを重ねながら、長期間をかけて整理を行いました。
また、認定日当時の診断書についても、当初は取得が難しい状況でしたが、医療機関とも調整を重ね、最終的には認定日請求に必要な診断書を作成いただくことができました。
障害厚生年金2級が決定
遡り約220万円の支給
その結果、
障害厚生年金2級
として支給決定となりました。
年額:約110万円
遡り支給:約220万円(2年分)
という結果となりました。
さらに、遡り一時金については、生活保護費との調整(返還手続き)が必要となるため、区役所福祉課担当者様と連携しながら、返還手続きも無事完了することができました。
「生活保護+障害年金」は自立への大切な土台
障害年金は、単に「お金を受け取る制度」ではありません。
生活保護を受けている方にとっては、
・将来への安心
・生活基盤の安定
・就労へのチャレンジ
・社会復帰への第一歩
となる、極めて重要な社会保障制度です。
今回のケースでも、
「生活保護を受けながら障害年金も受給し、将来的な自立へ向けたスタート地点に立つ」
ことができました。
生活保護受給中の方へ
障害年金申請は“福祉課との連携”が重要です
生活保護を受給中の方が障害年金申請を検討される場合は、
・必ず区役所福祉課へ事前相談すること
・福祉課担当者様の確認・承諾を得ること
・診断書費用等の公費負担制度を確認すること
が非常に重要です。
適切に連携することで、ご本人様の経済的負担を大きく軽減できる場合があります。
当事務所でも、福祉課・医療機関・支援機関と連携しながら、適切な障害年金申請支援を行っております。
生活保護受給中で障害年金をご検討の方は、お一人で悩まず、まずはご相談ください。
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