見た目ではわかりにくい困りごとこそ、丁寧な整理が必要です
高次脳機能障害は、外見では気づかれにくいため、本人のつらさや生活のしづらさが周囲に伝わりにくい障害です。
でも、日本年金機構の障害認定基準では、高次脳機能障害は脳損傷に起因する認知障害全般を指し、失語、失行、失認、記憶障害、注意障害などにより、日常生活や社会生活に制約があるものが認定対象になると示されています。見えにくいからこそ、整理の質がとても重要です。 日本年金機構
高次脳機能障害は「歩けるかどうか」だけでは判断できません
目次
脳のけがや病気のあと、手足の麻痺が軽くても、記憶、注意、段取り、言葉の理解や表現に強い困難が残ることがあります。
高次脳機能障害の難しさは、身体機能よりも、日常生活や社会生活の組み立てが崩れやすいことにあります。約束を守れない、買い物や金銭管理で混乱する、仕事の手順が追えないといった困りごとは、検査結果だけでは伝わりにくいため、具体的な生活場面で示すことが大切です。 日本年金機構
失語・失行・失認も、生活のしづらさとして丁寧に見ていきます
障害認定基準では、脳血管障害や頭部外傷などによる失語症も認定対象として位置づけられています。
また、高次脳機能障害では、言葉が出にくいだけでなく、道具の使い方がわからない、見えているのに認識できない、注意が続かないなど、複数の困りごとが重なりやすいです。そのため、単に「会話が少し苦手」ではなく、生活上どこで事故や失敗が起きるのかまで落とし込んで説明することが重要になります。 日本年金機構
申立書では家族が見ている困りごとも大切な手がかりです
高次脳機能障害の方は、自分の困りごとを自覚しにくいことがあります。
そのため、申立書では本人の感覚だけでなく、家族や支援者が見ている実際の支障――同じ失敗を繰り返す、予定管理ができない、感情調整が難しい、単独外出が危ない、就労しても作業の継続が難しい――を具体的に拾うことが役立ちます。見えにくい障害ほど、周囲の観察が実態把握の大切な材料になります。 日本年金機構
まとめ
高次脳機能障害では、外見上わかりにくい困りごとをどう言葉にするかがとても大切です。
手足が動くことと、生活や仕事を無理なく回せることは別問題です。
もし「見た目は元気そうなのに毎日が回らない」と感じているなら、生活の中の失敗や支援の必要性を具体的に書き出すところから始めてみてください。
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