障害年金コラム
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国民年金の「法定免除」
障害年金(1級または2級)の受給が決まった方へ。 毎月の国民年金保険料の支払いが「免除」される制度があることをご存じですか?手続きをしないと。「免除」にはなりません。 1級・2級なら保険料は「0円」に 障害基礎年金または障害厚生年金の1級・2級を受給している期間は、法律により国民年金保険料の納付義務が免除されます(法定免除)。3級は対象外です。 自動的には免除されない(届出が必要) …
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配偶者の年収と障害年金
「夫(妻)が高収入だと、私の障害年金はもらえない?」結婚している方の年金申請における、配偶者の収入の影響について解説します。 通常の障害年金は影響なし 20歳以降に初診日がある通常の障害年金(基礎・厚生)には、所得制限がありません。配偶者がいくら稼いでいても、あなた自身の年金は満額支給されます。 「20歳前傷病」も本人の所得のみ 所得制限がある「20歳前傷病の障害基礎年金」であっても、チェックされ…
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成人の知的障害発見
大人になってから、仕事のミスや人間関係のトラブルで受診し、「実は軽度の知的障害があった」と判明したケース。子供の頃の記録がなくても申請できるのでしょうか? 初診日は「出生日」扱い 知的障害は先天性とみなされるため、大人になって初めて診断されても、初診日は「出生日」となります。つまり、20歳前傷病(障害基礎年金)の対象です。 通知表などの客観的資料を探す 「知的障害が子供の頃からあったこと」を証明す…
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「疑い」病名での申請
診断書に「うつ病の疑い」「統合失調症の疑い」と書かれている場合。確定診断が出ていない「疑い」の状態で障害年金は申請できるのでしょうか? 原則として確定診断が必要 障害年金の認定基準は、傷病名ごとに定められています。そのため、「疑い」のままでは、どの基準で審査してよいか分からず、原則として認定されにくくなります。 「疑い」でも通るケースとは しかし、精神疾患などは診断の確定に時間がかかることがありま…
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障害者枠の給与
障害者雇用枠で働いている場合、その給与額は障害年金の審査に影響するのでしょうか?「給料が高いともらえない?」という不安にお答えします。 原則、給与額による制限はない 20歳以降に初診日がある通常の障害年金では、給与がいくら高くても、それだけで年金が止まることはありません。 「20歳前傷病」のみ所得制限あり 例外として、20歳前傷病による障害基礎年金の場合のみ、本人の所得額に応じた支給停止基準があり…
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診断書の「予後」欄
診断書の最後に小さくある「予後(よご)」の欄。「不明」や「回復の可能性あり」と書かれると、審査にどう影響するのでしょうか? 審査官が将来予測をする材料 予後欄は、その障害が将来的にどうなるか(治るのか、続くのか)を医師が予測する項目です。障害年金は「長期にわたり労働等が制限される」ことが要件です。 「改善可能」は不利になる? 「短期間で改善する見込みあり」と書かれると、「障害の状態は一時的」と判断…
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「事後重症」はいつから出る?
過去に遡らず、現在の症状で請求する「事後重症請求」。申請が認められた場合、年金はいつの分から支払われるのでしょうか? 「請求日」の翌月分から 事後重症請求の場合、年金は「年金事務所に書類を提出し、受理された日(請求日)」の翌月分から発生します。 1日遅れると1ヶ月分損をする 例えば、1月31日に提出すれば2月分からもらえますが、1日遅れて2月1日に提出すると、3月分からになります。たった1日の遅れ…
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糖尿病の低血糖発作
インスリン治療中の糖尿病患者さんで、意識を失うような重度の「低血糖発作」を繰り返している場合。血糖値が高いことよりも、この低血糖のリスクが障害認定のポイントになることがあります。 高血糖より怖い低血糖 障害年金では通常、合併症が評価されますが、インスリン治療による頻回な低血糖発作も「代謝疾患による障害」として評価対象になり得ます。 意識障害の頻度が鍵 月に1回以上など、他人の助けを必要とするレベル…
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希死念慮の評価
うつ病などで「死にたい」という気持ち(希死念慮)が強い場合。辛い症状ですが、障害年金の審査においては、この症状の有無と程度が等級判定に大きく影響します。 重症度を示す重要な指標 希死念慮があり、突発的な行動のリスクがある状態は、精神障害の中でも重症度が高いと判断されます。 診断書の項目をチェック 診断書には「希死念慮」の有無や程度を記載する欄があります。医師に遠慮して「ありません」と言ってしまうと…
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月末退職と初診日
会社を退職する前後に初めて病院に行った場合。「退職日」と「初診日」の関係で、加入する年金制度(厚生か国民か)が変わる重要な分岐点です。 資格喪失日は「退職日の翌日」 厚生年金の資格を失うのは、退職した日の「翌日」です。 退職日当日の受診は「厚生年金」 3月31日に退職し、その日のうちに病院に行けば、まだ厚生年金加入中なので「障害厚生年金(3級あり)」の対象です。 退職日の翌日の受診は「国民年金」 …





